車の個人売買を行う際に注意するべきポイントを知っておこう!

公開日:2022/04/15   最終更新日:2022/05/18

注意するポイント

車を売買する際、少しでも高く売却したい、安く購入したいと考えている方におすすめなのが車の個人売買です。しかしながら、個人売買はトラブルも多く、事前に手続きの流れや注意するべきポイントを知っておく必要があります。どういったトラブルが多いかなども詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

車の個人売買で必要な手続き

車の個人売買にともない必要になる手続きは、いくつかあります。必ず行わなければいけない手続きのほかに、やっておいたほうがいい手続きもあります。

どういったものがあるのかを知っておくことで、スムーズに手続きを進めることができるので、しっかりと確認しましょう。

必ず行わなければいけない手続き

必ず行わなければいけない手続きは3つです。

1つ目は、車両の名義変更です。車両の名義変更は、一般的に買主がすることになっています。2つ目は、自賠責保険の名義変更です。自賠責保険の名義変更も、一般的には買主が行います。

3つ目は車庫証明の取得ですが、こちらは地域によって不要な場合があるので、事前に確認しておくとよいでしょう。取得が必要な場合は、買主が手続きを行います。

状況により必要になる手続き

売主が車を売却後、新しい車を購入しない場合、任意保険の契約解除手続きが必要になります。また、車の乗り換えをする場合、任意保険の車両入替手続きが必要です。

できれば行ったほうがよい手続き

個人売買は、あとになってトラブルが発生する場合が多いため、“言った、言わないを防ぐためにも契約書を交わしておくことをおすすめします。契約方法は自由なので、お互いに納得のいく方法を選ぶとよいでしょう。

車の個人売買は意外とトラブルが多い!

トラブルが発生しやすい車の個人売買ですが、具体的にはどのようなトラブルが起こっているのでしょうか?ここでは、売主側と買主側それぞれに起こりうるトラブルをまとめています。

売主側のトラブル

売主側で発生する主なトラブルは3つあります。ひとつずつ確認していきましょう。

・トラブル1:代金を支払ってもらえない

個人売買では、代金の一括払いが基本です。しかし、何らかの理由によりお金が用意できないなど、買主から代金を支払ってもらえないというトラブルが多くあります。

支払いを確認する前に引き渡してしまい、お金も車も戻ってこなかったという悲惨な状況になる可能性もゼロではありません。車の引き渡し前、あるいは引き渡しと同じタイミングで支払ってもらえるよう、交渉しておくことをおすすめします。

・トラブル2:引き渡し後のクレーム

車を引き渡した後に、キズがあるから減額してほしい、故障したから修理代金を支払ってほしいなどのクレームがくる可能性があります。

しっかり車のコンディションを確認したうえで売却したつもりでも、引き渡し後に不具合が見つかるかもしれません。

こういったトラブルを防ぐためには、契約書が有効です。引き渡し・支払い完了後に、車の不具合が見つかったとしても、売主は減額や修理代の支払いに応じないと明記しておきましょう。

・トラブル3:買主が名義変更しない

一般的に名義変更の手続きは買主が行うものですが、手間と時間がかかるため、なかなか名義変更してくれないケースもあります。

名義変更されていなければ、自動車税が売主に請求されたり、してもいない違反や事故が売主の責任にされたりするので、大きなトラブルになりかねません。いつまでたっても名義変更してもらえない場合は、弁護士に相談しましょう。

買主側のトラブル

続いて、買主側のトラブルについても確認します。

・トラブル1:購入後に故障などの不具合を発見した

個人売買では、車の状態を正確に把握することは難しく、売主からの情報を信用するしかありません。整備済みと聞いていたのにすぐに車が故障した、売主から聞いていなかった不具合を発見したなどのトラブルが多くあります。

売主が対応してくれない場合、高額な修理費用を負担しなければいけない可能性もあることを知っておいてください。

・トラブル2:事故車や盗難車だった

車の個人売買では、事故車ということを隠して売却する、盗難車を売りつけるといった悪質なケースもあります。事故車かどうかを確認したいのであれば、財団法人日本自動車査定協会に依頼することが可能です。

盗難車の場合は、元の持ち主に車を返却しなければならず、購入費用が返ってくる可能性も極めて低いので、注意が必要です。あまりにも安すぎる車は、盗難車、もしくは重大な不具合が隠されているかもしれません。

・トラブル3:輸送費用

取引内容を打ち合わせる際は、輸送費についても話し合っておく必要があります。売主が遠方の場合、あとになって高額な輸送費用を請求されるかもしれません。

車の個人売買を行う際に注意するべきポイント

ここでは、上記のようなトラブルを防ぐためのポイントをまとめます。個人売買をするときのチェックリストとして役立ててください。

・正式な契約書を交わす

・車のコンディションをしっかり確認する

・車検証の所有者が売主であるか確認する

・自動車税はどちらが払うのか決めておく

・名義変更の日程を決めておく

 

今回は、車の個人売買を行う際に必要な手続きやトラブルを防ぐためのポイントなどを解説しました。トラブルも多く、謙遜されがちな車の個人売買ですが、仲介業者を介さないので、間違いなく高く車を売却でき、安く車を購入することが可能です。

車の個人売買をする場合は、契約書を交わす、決めるべきことをしっかり話し合っておくなど、しっかりとポイントを押さえて取引し、トラブルに巻き込まれるリスクを減らしましょう。

 

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